
school life
第5章 歪む心~school life~
次の日の朝。みんなで集まっていた。
「ほんと、あいつ許せないよね。学年で人気者の二人をはべらかすなんて」
「そうよ。そうよ」
女子たちは、みんな怒っている。元々、十夜と歩は学年でもアイドル的存在として暗黙の了解みたいなのがあったようだ。二人を密かに思っている子も少なくないのかして、普段、発言しない子まで混じっている始末だ。
「そうよ。悪い子にはお仕置きしなくちゃね。ふふっ」
私は教室に入ると声を上げた。
「さすが、美紅様!」
ほら、見て。今まであの女にいじめられていた私とは違う。みんなが私を崇拝してくれる。そうよ、本来の姿はこっちなのよ。あぁ、愉快だわ。私はみんなにバケツを見せる。
「分かってるわよね?」
「もちろんよ」
水を汲んできて、隠しておく。休み時間に京子がお手洗いに行った瞬間に上から水をかけた。京子が出てくる。
「ははは! きったなーい! おばけえー。きゃはは」
京子は涙目になり、走り去る。ざまあみろだ。
「ほんと、あいつ許せないよね。学年で人気者の二人をはべらかすなんて」
「そうよ。そうよ」
女子たちは、みんな怒っている。元々、十夜と歩は学年でもアイドル的存在として暗黙の了解みたいなのがあったようだ。二人を密かに思っている子も少なくないのかして、普段、発言しない子まで混じっている始末だ。
「そうよ。悪い子にはお仕置きしなくちゃね。ふふっ」
私は教室に入ると声を上げた。
「さすが、美紅様!」
ほら、見て。今まであの女にいじめられていた私とは違う。みんなが私を崇拝してくれる。そうよ、本来の姿はこっちなのよ。あぁ、愉快だわ。私はみんなにバケツを見せる。
「分かってるわよね?」
「もちろんよ」
水を汲んできて、隠しておく。休み時間に京子がお手洗いに行った瞬間に上から水をかけた。京子が出てくる。
「ははは! きったなーい! おばけえー。きゃはは」
京子は涙目になり、走り去る。ざまあみろだ。
