
犬猿の仲良し
第10章 寂しいって言え
カーテンを開け、窓を見ると向かいの部屋には健太がいた。
健太は俺の姿を確認すると、口パクで「お・そ・い」と言ってきた。
俺はそれを無視して窓を開けた。
健「手!」
璃「ん」
手を差し伸べ、健太は俺の手首を掴んだ。
最近非力な俺でも流石に健太ぐらいの体重は支えられるはず。
健太が自分の部屋の窓の縁に足を掛けたとき、俺はグイッと掴んだ手を引っ張った。
しかし、勢いが良すぎた。
健「う、わぁぁあああっ?!」
璃「ちょっ…、!」
バターン!!
一気に俺の部屋へなだれ込んだ。
璃「いってぇ…つか重っ!!」
気付くと、健太が俺の上に被さっていた。
璃「このっ…、おい、どけって」
グイグイと押すが、中々動こうとしない。
はぁ、と溜息をついたときだった。
健「なー」
璃「は?意識あったのかよ。どけ」
健「何かあったの」
璃「あのー、どいてもらえます?」
健「はいはい」
そう言うと、すんなりどいた。
最初からどけろよ!
まぁいいけど。
怒鳴る気力も今はない。
璃「何かあったっていうか…」
健太はじっと俺を見てきた。
健太は俺の姿を確認すると、口パクで「お・そ・い」と言ってきた。
俺はそれを無視して窓を開けた。
健「手!」
璃「ん」
手を差し伸べ、健太は俺の手首を掴んだ。
最近非力な俺でも流石に健太ぐらいの体重は支えられるはず。
健太が自分の部屋の窓の縁に足を掛けたとき、俺はグイッと掴んだ手を引っ張った。
しかし、勢いが良すぎた。
健「う、わぁぁあああっ?!」
璃「ちょっ…、!」
バターン!!
一気に俺の部屋へなだれ込んだ。
璃「いってぇ…つか重っ!!」
気付くと、健太が俺の上に被さっていた。
璃「このっ…、おい、どけって」
グイグイと押すが、中々動こうとしない。
はぁ、と溜息をついたときだった。
健「なー」
璃「は?意識あったのかよ。どけ」
健「何かあったの」
璃「あのー、どいてもらえます?」
健「はいはい」
そう言うと、すんなりどいた。
最初からどけろよ!
まぁいいけど。
怒鳴る気力も今はない。
璃「何かあったっていうか…」
健太はじっと俺を見てきた。
