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犬猿の仲良し

第2章 これが日常

ー学校
片方の機嫌が悪くても、やっぱり体に染みついているのか一緒に居てしまうわけで。
健太と校内を適当にうろついていると、先輩達に遭遇した。

健・璃「おはようございます」
大「はよ」
海「りーく-!!おはようさん!あ、そこの璃玖にくっついてるのも」

まずい。
今日は健太の機嫌が悪い。
健太は、海人さんにずんずんと近づき睨み合っている。

健「相変わらず俺の事嫌いっすね…?」
海「だって健太、璃玖にくっつきっぱなしじゃん?そりゃ面白くないべ」

ゴスッ

海「う゛っ…」

海人さんが田中さんにみぞおちされた。
結構めり込んだな…。

大「悪かったな。行くぞ」
海「はーい…」

何事もなかったかのように去って行く。
しかし海人さんは健太にガンを飛ばしていた。
あ、バレてまた殴られてる。

俺は海人さんに気に入られているようだ。
それでよく一緒にいる健太のことは気に食わないらしい。
いくら健太でもこれは理不尽だと思う。
ちらっと健太を見ると、凄い顔で舌打ちをしていた。
…今日は気を遣ってやろうかな。

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