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犬猿の仲良し

第21章 季節は秋!

先「じゃあ…背の順で並ぶか?一回。あ、璃玖と晴は座ってろ決定だから」
璃「ぶっ飛ばす」
先「停学にするか?」

退学より停学のほうがリアルな感じがした。
この先生怖い。

璃「ごめんなさい」
晴「ぶふっwwwwwwwあははははははwwww」

いつまで笑ってんだあいつは!!

健「もー、璃玖は手が掛かるな…」
璃「は?」

そう言って、ゴトと音を立てて俺の机に置かれたのは骨だった。
何これ?
ケンタッキー?
食べた後?
は?
何?

健「イライラしてるポチにカルシウム♡」
璃「…」
健「あ、無視はやめて?」
璃「…」
健「ちょ、ごめんて」

健太は険悪な俺をヤバいと感じたのか、骨をポケットに入れた。
ポケットベタベタになって死ね。

先「じゃあここに背の順で一列に並べ!開始!」
健「い、行って来るわ」

俺はその言葉を無視した。
逝ってこい。

俺の人生終わった。
女装してそれが一生残っていじめられて引きこもって餓死して死ぬんだ。
あーあ、短い人生だったな。
ありがとう皆、さようなら。
俺が悟りを開いてると、先生が近付いてきた。

先「今のうちに聞いておく。お前の衣装何が良い?」

やる気満々かよ。
ふざけんなよ。
全裸の方がマシだわ。

いや全裸は嫌だわ。

先「定番のメイド、制服、ナース服…色々あるぞ」
璃「マジで嫌なんですけど」
先「言ったろ、拒否権はない」
璃「う…。あ、」
先「ん?」
璃「ズボン履いてる女子もいるよな」
先「却下」
璃「何で!」
先「お前なんか幼くなったな…お前もうさぁ、決まっちまったもんは仕方ないんだから腹くくれ」

お前が勝手に決めたんだろ!!

先「男子高校生なんだから楽に考えてればいいのよ。客を楽しませる!それでいいだろ?」
璃「…」

確かに。
…大事な物失うだけだ。

璃「…何でも来い」
先「え?先生が決めていいの?」
璃「今更ですよね。どーぞ」
先「俺は…」

先生は俺の顔をジロジロと見てきた。
そしてうんと頷き答えた。

先「メイドだな」
璃「エロ親父」

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