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Dream Kiss~それぞれのバレンタイン~

第6章 この想いに終止符を~優美編~

「お~どうした? 優美から呼び出すなんて珍しいじゃん」

「ま~うん、ここじゃなんだから外歩こ?」

 私は普段敬語で話すが悠の前で二人でいる時だけはタメ語で話す。

「おお、いいよ」

 悠がそう言うと私達は外に出る。

「寒いね」

「寒いな~」

 他愛もない話をする。

「そう言えば今日ってバレンタインだよな」

 悠の言葉にギクリとした。

「うん」

「クリスマスとバレンタインは、夢の日だよな~」

「あのね……」

 私は勇気を振り絞る。

「何?」

「これっ。チョコレートケーキ」

「ありがと。優美の作るお菓子うまいからな」

「あのね……あたし」

 ドキドキが止まらない。

「ん?」

「悠のこと好き」

「知ってる」

「え?」

 私はびっくりする。

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