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恋して、Love.

第2章 バイトの先輩





「俺さ、あの時から東雲の事気になってたんだ。

でも、全然話しかけられねーし。せっかく同じクラスになったのに、ってさ。」


「私……、朝倉くんは私の事なんて覚えてないって思ってて。
ずっと話したかった、だって…私……」


そこで口を閉じた。

何言おうとしたの?
「好き」って?



「あの、私そろそろ…」



もっと話していたい。
だけど………、このままじゃ、キモチを言っちゃうかもしれない。


「……、分かった。
じゃ、また明日」


彼は笑顔を見せて姿を消した。

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