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恋して、Love.

第2章 バイトの先輩





「んっ!」


驚き、黒木さんの胸元を押す。

すぐに離れ、距離を取った。




今………、口 あたった……。

キス、したよね?


「なんで………」


……嘘。




今のは、ほんとに…?


え…、なにこれ…、頭働かないよ……。
真っ白でよく わかんないよ………―



「く、黒木さ」

「ごめん」


「え……」




頭にポンっと手の感触を感じると同時に、黒木さんが早足に歩いていく。




私はその背中を見て、また、身動きが取れなかった。

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