
恋して、Love.
第3章 朝倉くん
「東雲」
「は、はいっ!?」
いきなり呼ばれて反射的にガタッと音を立てて立ち上がる。
いつの間にか、昼休みに…。
(って、朝倉くん!)
「だ、大丈夫か?」
「あっ、うん。大丈夫!
ちょっとぼーっとしてただけだから…」
「そっか。
………あのさ、一緒に飯食わねぇ?」
「へっ?う、うん!是非っ」
朝倉くんと昼食。
………夢のシチュエーション!
これは、一旦 頭から黒木さん無くさなくちゃ。
「いこっか」
「うん!」
二人、お弁当を持って、視線を浴びながら教室を出た。
