恋して、Love.
第2章 バイトの先輩
放課後、家には帰らず、そのまま、近くのレストランに向かった。
なぜかと言うと、そこでアルバイトをしているからだ。
着くと、女子更衣室に入り、お店の制服に着替える。
ワイシャツに、ふわっとした黒の短いスカート。
その上にヒラヒラのエプロン。
シンプルと言えばそうだが、スカートが短くて恥ずかしい。
だから、私はその下に黒タイツを履いてる。
「あ、黒木さん。お疲れ様です」
「おつかれ」
黒木 宝(くろき たから)さん。
黒木さんは、私より 少し年上で19歳。
ここで知り合った、バイトの先輩だ。
私より一時間早く来て働いてるけど、帰りが一緒だからよく送ってもらったりしている。