恋して、Love.
第2章 バイトの先輩
休憩に入ると、先に休憩を取っていた黒木さんが休憩室にある椅子に座っていた。
私は、その前の席に座った。
「あの、黒木さん」
「ん?」
「黒木さんってどんな女性がタイプですか!?」
真っ赤になりながら聞くと、口を開けたままこちらを見る黒木さんに、余計に恥ずかしくなった。
「え。なに?
お前、俺のこと好きだ――」
「ち、違います!」
「だよな。ごめん冗談。」
黒木さんのタイプを聞いてるのは、参考のため。
黒木さんが言ったことを実際にやってみたりして、朝倉くんと良い感じに…、なんて思ってるのだ。