
リモーネ
第7章 ツツジ
事後にそのまま寝ようとするセナをどうにか起こし、半ば引きずりながら、痛む腰を庇いながら階段を降りて、どうにか風呂までたどり着いた。
とりあえずセナを椅子に座らせて、わざわざ湯船に湯をはるのもめんどくさくてシャワーだけを浴びる。
セナがたっぷり、俺のなかに出してくれたものだから、しっかりとなかを洗わないと俺が明日大変なことになってしまう。
俺はセナに背を向けて自分の尻のなかを洗う。
しかし量が多い。
なかなか出きらずに苦戦していると、誰かの手が俺の尻たぶを勢いよく握りしめた。
いや、もうこれは、誰かの手、ではなくセナの手だ。
「かえで。
…僕におしり向けて僕のせーし出そうとするなんて。
そんなにいやだったの?」
セナは半分寝ているような声でいい、そのあと俺の尻を両手で揉み始めた。
やっぱり、ベッドにおいてくるんだった!
「ちがうよ。俺だってだしたくないけど、出しとかないと明日お腹がいたくなっちゃうから!」
「ふーん。」
ほんとだってば。
