
リモーネ
第4章 ツルバラ
はちみつバターのポテトチップス以外のお菓子を頬張りながらとても甘いはちみつレモンを飲む
またゲームをして、昼になって、かえで先輩がお腹すいたとごね始め、駅前のラーメン屋に行こうと言い出し、それもいいかと思ったため、4人でのそのそと家を出る
「こってりとんこつ大盛りのネギ抜きと野菜炒め」
「うすしおネギ増と酢豚で」
「チャーハン大盛りとラーメンのしょうゆ、お願いします」
「あ、えっと、普通の大きさのみそラーメンを」
神崎先輩、かえで先輩、凪が年功序列じゃないけどとにかく注文したあと、俺も注文する。
以上で。と言うとみんなに不思議そうな顔をされる
「え、セナちゃんそれだけで大丈夫なの?」
店員が去った後横に座っていたかえで先輩が心配そうな顔で俺の顔を覗き込む
「?はい。大丈夫です」
どうしてと首をかしげ返すと顔をそらされた
「おっきくなれないぞーせなー」
心外なと思っていると正面に座っていた凪に机越しに頭をわしゃりと撫でられた
「セナちゃんはその感じでいいと思う」
凪が撫でたあとぐしゃぐしゃになった俺の髪を神崎先輩が優しく直す
「…俺はどうすれば。」
困った俺が顔を硬直させたまま3人を見渡すと、笑われた。
俺が注文したみそラーメンが最初に机に配膳され、先輩より先に食べるのもなと想っていると、神崎先輩に伸びるから食べちゃいなと言われてしまい、少し居心地が悪い気がしながらも食べることにした
