
リモーネ
第5章 ペチュニア
「わーきれいな部屋ーてか物がない~」
俺の部屋を見るなり俺を振り返る
「そうですか?」
「うん。」
そのまま部屋に入っていき部屋をぐるりと見回した後俺に笑いかけた
「ま、おれもこんなもんだけど。」
「そうですか」
まぁとりあえず座ってくださいと入り口から部屋の中心にあるローテーブルのマットを指すとその奥にあるベッドに座った
それはもしやと思って意味を悶々と考えていると
「ホラ、セナちゃんもおいでよ」
と両手を広げたので仕方なく隣に座った
「セナちゃんっていつもこんな部屋でなにしてるの。」
「何って…うーん。」
「パソコン?」
「あー…まぁそうですね」
「何しらべるの?」
「あ…いや、えっと、くま助とかまぁ、くまさん関係ですかね。」
思わずアナルセックスといいかけて、意味に気づいて止めた。
「くまさんのことしらべてたのにくまさん展見つかんなかったの」
「展覧会のことは全く考えてなかったですね。
考えたとしても子供向けで、とても一人で行けるものではないと思っていたので」
「へー。」
そのあとはだまって、ただただお菓子とジュースを食べたり飲んだりする
