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リモーネ

第5章 ペチュニア



「セナちゃん…」

暫く黙っていたかえで先輩が静かに俺の名を呼んで俺の唇にキスをした

そのまま座っていたベットに俺をゆるりと押しつける

あまりにも自然な動作に抵抗することを忘れ、再びキスをされたときに我に帰り状況を飲み込んだ。

「あ、んなことするにはまだ早すぎますって!

それに俺まだ腹くくれてないです」

「…お?」

「あ、えと、いや、そう言うことじゃなくて…」

「知ってたんだ。」

「あの、いや、違う…んです、えっと…」

「いつ?いつから知ってたの?どっちの想像で一人でした?」

「あ、その、そこじゃな…」

「どこまで知ってる?」

その後のかえで先輩からの執拗な質問に堪えかねて、男同士の性行為について知っていることすべてと自分が一人でしたときに何を考えたかをすべて話してしまい、かえで先輩からいやらしいの一言を受けた瞬間にベッドから起き上がっていつぞやに神崎先輩から貰った紙袋をもって部屋を飛び出し、トイレに駆け込んだ

『好きな人と両思いになった後でに好きな人と二人きりの時、その人の近くで気づかれないように飲むものだよ』

トイレに駆け込んですぐに紙袋を乱雑に開けて箱のなかの瓶を取り出してふたを開けて一気に飲む

「セナちゃん!?でてきて!!その袋開けちゃダメ!!」

俺のすぐ後を追いかけてきて靴下のせいで階段をおりきったところで転んだかえで先輩が瓶の中身を飲んでしまった後にドアを叩き始める


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