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奇跡を生み出す腕を手に入れた、大阪の兄ちゃんの話を実話で公開

第7章 中学卒業、そして高校に

 僕はなにをしようか考えました。


 実は、ギリギリまで、なにをやろうか決めれなかったんですよ。


 チャイナリングとシルクハンカチを使ったマジックにしようか、カードマジックにしようか、悩んでたんですよ。


 なにをやってもいいんですよ。


 で、予選通ったら、本選で違うことをやってもいいんです。そこは自由なんです。予選でテーブルマジックやって受かったら、次はイリュージョンで戦おうってやってもいいんです。


 で、なにを思ったか、手のひらの指の、関節のシワがあるじゃないですか。


 ゆびを揃えたら、アミダくじみたいになりません?


 ○3つ、×2つをバラバラに指の付け根に書いて、○を引いたらリング、×を引いたらカードってしたんですよ。


 指のシワをなぞりながら、アミダくじして、○になったからリングを演じたんですよ。


 受かりました。


 ちょっとしたアイデアで、一本のリングに赤いハンカチを結んで演じたんですよ。


 それが、よけいにウケたようで。


 リングがすり抜けると同時に、ハンカチも他のリングに移ってるように見えたみたいです。


 僕は印をつけてやってみたらどうかっていう、安易な考えでやったんですけどね。



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