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奇跡を生み出す腕を手に入れた、大阪の兄ちゃんの話を実話で公開

第10章 関西奇術連合

 6年ほど理容店に勤め、なんやかんやで理容師となった。


 だが、マジシャンの夢が捨てきれず、しばらくハサミを持たない日々が続きました。


 実家に戻った僕は本格的にマジックに打ち込もうと、一人で街頭マジックをもう一度チャレンジ。


 よくやったのは、お客さんから指輪を借りる。


 借りた指輪を破壊。


 ペンシルバルーンをつかって、バルーンパフォーマンス。


 一番簡単な犬を作り、その風船の中にお客さんの指輪が入ってるってマジック。


 1日に3ヶ所4ヶ所まわって、パフォーマンスをする。


 警察が来て「ここではやらないで」と言われて撤収したことも。


 大阪の新世界では、当時フェスティバルゲートっていうアミューズメントパークに、スパワールドという大温泉が出来た。


 それで、人通りがよくなった。


 そこでマジックやったりもした。


 すると、何度目かで、一人の男性に声をかけられたんだよ。


 なんか、ホスト風なauの桃太郎みたいな……。つまり、着ているものも派手なスーツだったなぁ。


「どこか所属してる?」


「はあ?」



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