テキストサイズ

奇跡を生み出す腕を手に入れた、大阪の兄ちゃんの話を実話で公開

第5章 あの超能力者再び

 テレビでユリ・ゲラーや清田益章の超能力のトリックをすべて暴露してたからね。


 真似したさ。


 いや、この時、ユリ・ゲラーのような超能力者になりたいという気持ちから、ユリ・ゲラーのようなパフォーマンスがしたいって気持ちが強かった。


 飛鳥昭雄さんの本とマンガを買って、紹介されているトリックで可能なもの(中には溶接加工や、特別な道具がなければ、不可能なものまであった)を片っ端からやりました。


 かいわれ大根の種を手のひらで発芽させたり、スプーンを折ったり、ネックレスの鎖が外れたり、いろいろやりました。


 それを、休みの日に友達に見せたんだ。意外にも、飛鳥さんのマンガを読んでない子が多かった。


 てか、飛鳥昭雄さんに、興味を持った子がほとんどいなかった。


 だから、僕はユリ・ゲラーと同じことが出来るやつと言われて、いつの間にか、クラスの人気者になってた。


 そう、あの頃の西くんのように。


 1つ見せたら「明日もなんかやって」と言われる。


 中学2年の真面目でおとなしいころでした(ほんまか!?)



ストーリーメニュー

TOPTOPへ