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奇跡を生み出す腕を手に入れた、大阪の兄ちゃんの話を実話で公開

第6章 負けへんでっ!!

「私ね、この前財布なくしたんよ、それがどこにあるかわからへんねんよ、どこにあるやろ?(実際聞かれた時は、財布ではありませんでした。なにを無くしたのか、覚えてないので、財布にしました)」


 いやいや、そんなのマジックでどうしろと言うの?


 じゃあ、探しましょうと言って、ハンカチからパッと出したら「お前が盗ったんかいっ!!」て、なるやん!!


 てか、出ないし、わからんし。


「いや、それはわからないなぁ……。教室で無くしたんやったら、ロッカーの裏とかよく落とすけど……」


 教室の後ろにロッカーがあり、壁とロッカーに少し隙間がある。


 僕も、そこにものさしを落としたことがある。


 だが……。


「あったぁーーっ!!」


 マジかっ!?


 ほんまにあったんだ。


 てか、あそこは落としやすいから僕は、そうじゃないかと言ったまでで、たいがいのもんは、ロッカーの後ろに落ちてるんだよ。


 誰のか、わからないノートや鉛筆やら……一番多いのが、消しゴムか画ビョウじゃないか?


 偶然とは言え、自分は凄いと勘違いしてましたね。


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