今日も明日も
第14章 蜘蛛の糸
シャツの中の指が
胸の先に当たる。
「んん…っあ…っ」
引っ掻くように刺激されて
ガクガクと足が震える。
相葉さんが手を押さえていなければ
下に崩れ落ちそうだった。
「…感じてんじゃん」
耳許で、嘲笑うかのように囁かれると
羞恥と悔しさに
涙が滲んできてしまう。
…ここまで、相葉さんは一度も唇には触れてこなかった。
ひたすら快楽だけを引き出してくるだけで
優しい言葉一つ
掛けてはくれない。
胸を弄んでいた手が
下に下がったと思った瞬間
「ああ…っやだ…!」
それは何の躊躇もなく
下着の中に差し込まれて。
…主張し始めている俺自身を
強く握りしめた。
「…やだやだって言ってるくせに」
ー…これはどういう事?
相葉さんの声色は
いつもとは違って…不快でしかなかった。
ただ
からかうように
…見下すように
快感を与えられれば与えられる程
俺を絶望の淵に追いやってくる。
「…にの」
初めて名前を呼ばれて
やっと、目を合わせてくれたと思ったら
「……っ」
その目は相変わらず冷たいままで
俺を見ているようで
…まるで見ていない。
胸の先に当たる。
「んん…っあ…っ」
引っ掻くように刺激されて
ガクガクと足が震える。
相葉さんが手を押さえていなければ
下に崩れ落ちそうだった。
「…感じてんじゃん」
耳許で、嘲笑うかのように囁かれると
羞恥と悔しさに
涙が滲んできてしまう。
…ここまで、相葉さんは一度も唇には触れてこなかった。
ひたすら快楽だけを引き出してくるだけで
優しい言葉一つ
掛けてはくれない。
胸を弄んでいた手が
下に下がったと思った瞬間
「ああ…っやだ…!」
それは何の躊躇もなく
下着の中に差し込まれて。
…主張し始めている俺自身を
強く握りしめた。
「…やだやだって言ってるくせに」
ー…これはどういう事?
相葉さんの声色は
いつもとは違って…不快でしかなかった。
ただ
からかうように
…見下すように
快感を与えられれば与えられる程
俺を絶望の淵に追いやってくる。
「…にの」
初めて名前を呼ばれて
やっと、目を合わせてくれたと思ったら
「……っ」
その目は相変わらず冷たいままで
俺を見ているようで
…まるで見ていない。