今日も明日も
第2章 みつのあじ
乗ってから5分もしないうちに、にのは寝息を立てていた。
俺はそんなにのの肩を抱き寄せ、介抱してるフリをする。
顔にかかるにのの吐息は、俺の理性を脅かすには充分すぎた。
空いている左手で、にのの太股あたりを撫でてみる。
「ん…」
くすぐったいのか少し身動ぎするにの。
可愛い声と仕草にドキッとする。
このまま唇を奪いたいところだけど、今はタクシーの中。
我慢我慢!
…マンションまでの10分が、やけに長く感じた。
ようやく到着すると、タクシーからにのを引きずるように降ろす。
「にの、着いたよ」
「んー」
支えなければ今にも地面と仲良くしそうなにのを歩かせるのは難しい。
「歩ける?」一応訊ねる。
「無理ー。あーばさん抱っこー❤」
んふ。
普段なら一回は殴られるお姫様抱っこが出来そう。
しょうがないなーなんて言いながら、俺はにやける顔をそのままににのを抱き上げた。
にのも抵抗なんてする事もなく、むしろ俺の首に両腕を回してくる。
くーっ!可愛すぎる!
こんな姿、誰にも見せたくない。
独り占めしたい。
いや、してるか。
早く中に入って抱きしめたい。
俺はそんなにのの肩を抱き寄せ、介抱してるフリをする。
顔にかかるにのの吐息は、俺の理性を脅かすには充分すぎた。
空いている左手で、にのの太股あたりを撫でてみる。
「ん…」
くすぐったいのか少し身動ぎするにの。
可愛い声と仕草にドキッとする。
このまま唇を奪いたいところだけど、今はタクシーの中。
我慢我慢!
…マンションまでの10分が、やけに長く感じた。
ようやく到着すると、タクシーからにのを引きずるように降ろす。
「にの、着いたよ」
「んー」
支えなければ今にも地面と仲良くしそうなにのを歩かせるのは難しい。
「歩ける?」一応訊ねる。
「無理ー。あーばさん抱っこー❤」
んふ。
普段なら一回は殴られるお姫様抱っこが出来そう。
しょうがないなーなんて言いながら、俺はにやける顔をそのままににのを抱き上げた。
にのも抵抗なんてする事もなく、むしろ俺の首に両腕を回してくる。
くーっ!可愛すぎる!
こんな姿、誰にも見せたくない。
独り占めしたい。
いや、してるか。
早く中に入って抱きしめたい。