無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

松潤は「なんだそれ」と

呆れた顔をしてるけど

本当に分かんないんだから仕方ない。



蹴られたとこがジンジンするから

ズボンを捲って見たら

がっつりと真っ赤になってた。


これ、青アザになるパターンだ


ふざけんなよ



…俺はまた

イライラしてきた。



「なんだか知らねぇけど、仕事に影響出すなよ」

「分かってるよ」


とりあえず、これ貼っとけ

そう言って

松潤が湿布を手渡してくれた。





影響出すな、と言われたけど

その日の収録は

とてもじゃないけど

良かった、とは言えなかった。


あからさまな態度こそしてないけど

不自然さは隠すことが出来なくて

いつもより

俺は全然笑えてなかった。



仕事をうまくこなせなかった事と

その原因であるにのの態度に

イライラが堪って行く。


楽屋に戻った俺は

そのイライラを隠すことなく

荷物を乱暴に押し込んで

さっさと帰る支度を始めた。



蹴られた脛が

…まだ痛い。