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今日も明日も

第20章 countdown





「…本当、素直じゃねえな」

鋭い視線

捉えた獲物は逃がさない、と言わんばかりの強い瞳

そのくせ、口角は上に上がったままで



「…こっちは泣いちゃう位素直なのに」

「やん…っんん!」

そう、囁いてから

溢れる蜜を塗り込めるようにしながら、容赦なく自身を扱き出した


一気に射精感が高まってくる


こうなったら

俺の制御がヤバくなってくるのは

相葉さんにしたら

分かりきっている事で



「ダメ…っも…イク…!」

与えられる快楽に身を任せ

後少しで解放される、と言うところで


「あ…っイヤ…!」

高みに追い詰めていた指をあっさりと外されてしまった


解放を待ち望んでいた直前で交わされ

自然に腰が揺れてしまうのを抑えられない


「な…んで…っ」

体内に籠った熱で、息が上がる


「まだイカせないよ?」

相葉さんが冷たく笑って、頬を撫でる

「あ…いばさ…!」

震える手で縋り付く俺を

あっさりと引き剥がして


「…だから、まだダメ」

俺を突き離した




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