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今日も明日も

第22章 のんりある 旅行編


そして、浴衣の合わせのとこを掴んで

…俺の方から、唇を重ね合わせた


相葉さんは

してやったり、の顔から

驚いた顔に代わっていって



…ばーか


満足げに唇を離して

今度は俺が

してやったり、の顔をしてみせた




「もー…我慢してるのに」

困ったように笑った相葉さんが

椅子に座る俺を強引に引っ張った


「わ…っ何…!」

相葉さんの上に覆い被さるように、椅子から落っこちてしまい

「いって…」


受け止めた相葉さんが尻餅をつく


そりゃそうだ

俺の全体重が、のし掛かったんだから


「何やってんの」

でも悪いのは相葉さんだから、謝ってあげない


「んふふ」

だけど相葉さんの顔は、すぐに妖しげな笑みに変わる

「色っぽいね」


え?と思って、よくよく見たら


必然的に、俺は相葉さんに跨がった状態で

だから浴衣の裾は当然はだけてて


慌てて退こうとしたら

ガシッと腰を掴まれてしまった



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