今日も明日も
第25章 にちじょう 3rd
「手…はな、してよ…っ」
少しずつ乱れる息の合間に、にのが訴えた
「…抵抗、しない?」
キュッと乳首を摘まんで、指で擦り合わせながら
にのの目を覗き込む
そしたら
「しな…い、からっ
…俺も、相葉さ、んに、触りたいっ」
…そんな事言われたら
離さないわけ、ないじゃん
掴んだ手首を離したら、すぐにその手は俺の首に回されて
引き寄せたと思ったら、そのまま唇を重ねてきた
下唇をかるく挟んで、ちょっと引っ張って
…かと思えばおずおずと舌で割り入ろうとしたり
にの、今日は積極的
「ん、んぅ…っ」
だから俺も、答えるように乳首をこねくり回して
小さいそこが真っ赤に熟れるまで、いじり倒した
でもね
キスも気持ち良くて好きだけど
もっとにのを味わいたい
名残惜しそうに、唇を離すと
それを惜しむかのようにお互いを繋ぐ
銀の糸が光る
その糸が切れたのを見届けてから
唇を鎖骨に寄せて行った