テキストサイズ

今日も明日も

第4章 すれちがい

軽いリップ音を立てて、触れ合うだけのキスを繰り返す。

そのキスにもどかしくなったのは

…俺の方だった。

相葉さんの少し開いた口に、自分の舌を滑り込ませる。

一瞬驚いた顔をした相葉さんは、次の瞬間ニヤリと笑うと

逆に俺の舌を絡めとり、深い口付けに変わっていった。

さっきとは違う、お互いを求めるキス
どちらのとも分からない唾液が俺の顎を伝う。

相葉さんの手が背中を撫でた。
俺も、同じように相葉さんの背中に手を回す。

それだけで中心に熱が籠ってきた。
…相葉さんのそれも、既に起ち上がっている。

自分から、相葉さんのソコに手を添えたら

「あ…っにの…っ!」

凄く色っぽい声が耳に届いた。
何だかそれが嬉しくて。

握る手を動かし始めた。

「ヤバイ…気持ちいいっ!」

相葉さんの顔が上気している。
このままイカせようと動きを早くしたら

「待って…!」

相葉さんを掴んでる手を離された。

「にのも…気持ちよくなろ?」
「あ…っ」

代わりに俺のソコを掴む。
一度イカされていた自身は、待ちわびたように雫を溢れさせた。

「ね…っ誰かに見られたら…っ」
まだ残ってた理性がストップをかけた。

それこそこんなところを見られたら、ただの友達なんて言い訳は通用しない。

「…我慢なんて出来る?」
熱に浮かされた目で、相葉さんが問う。

「でも…っ」

「ここね、内カギだから外からは開かないの」

だから…

「声、我慢したら大丈夫」
「…っ!!」

わざと強めに扱いて俺を煽った。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ