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今日も明日も

第25章 にちじょう 3rd


「…あんまり、ツラかったら言ってね」

本当に無理はさせたくない

だけど

ー…にのの、望みだから

そう自分に言い聞かせて



「う…っああっ」

にのの両足を俺の背中に巻き付かせ、腰を支えると

そのままグイッとにのの体を抱き起こした


「ああ…っ深…」

俺の肩に顔を埋めて、必死に力を抜こうと浅い呼吸を繰り返す

その華奢な背中を、ただ優しく撫でて

とっくに限界の自分を宥めながら、ひたすらにのが落ち着くのを待った




しばらく、はぁはぁと荒い息を吐いていたにのが

のろのろと顔を上げる

至近距離で、見つめ合った



クッと唇を噛み締めたにのが、おずおずと腰を前後に動かし始める


「にの…っ」

「ん…っ」

キツく締め付けられて、俺の息も上がってきた

気持ち良すぎて、思わずうっとりしてしまう


にのも、自分で「ソコ」を見つけたのか

苦痛の表情が、高揚の顔に変わっている


首を仰け反らせて、喘ぐにのの首筋に唇を寄せた

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