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今日も明日も

第27章 理由はいらない 2nd


「なんだよーっ中学生じゃあるまいし」

潤が呆れたように、椅子の背もたれに体を預けた

「んな事言われても…」


「あのな、雅紀」

その格好のまま、ジロリと俺を見る

「オトモダチ、でいいわけ?」

「それは…」

本音は、嫌に決まってる
…でもさ?

相手は女の子じゃないんだよ?


「今の世の中、ホモは腐る程いる!」

「何かそれ、…嫌だ」

「じゃあ、今時で言うびーえるってヤツなら?」

「まだ、マシ…かな」

なんだろうなぁ

響きの違い?


「ま、中身は同じだけど?」

…そうなんだけどね




「でもさ、二宮さん?も、満更じゃなさそうな気がする」

「えっ!?」



潤はたまに、こんな変な事を言う

こう言うのって、ゆっくり進めるもんじゃないの?

「同じ男だからこそ、好感触の今

勢いで行かなきゃ!」



そんなに力強く言うなんてさ…

潤、本当に引かないで俺を応援してくれてるの?

…いや、半分面白がってるのか



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