今日も明日も
第27章 理由はいらない 2nd
あれから、家に帰っても
…と、言うかずっと
考える事と言えば二宮さんの事なのは、初対面から変わってない
ほんの少し、前進?したって
常に頭の中には二宮さんがいる
だけど、やはり同性だからなのか
女の子相手みたいに次のステップへの順序なんてのは、なかなか思い付かないのが現実だし
…そう言う対象で二宮さんを見てるのか、と聞かれると
正直、良く分からない
確かに一目惚れしたのは事実だし、手が触れてもドキドキするんだけど
その先、は想像が付かないと言うか…
なんて事をぐるぐる考えてた俺は、いつの間にか
意識を手放して
心地好い睡眠のフワフワ感の中を漂い始めた