今日も明日も
第28章 ありのままの君が好き
いきなりガチャッとドアが開いた
「おわ…っ!!」
同時に聞こえてきた声に
…咄嗟に現実に引き戻された俺達は慌てて唇を離す
「あ…」
「おまえらなぁ…」
汗だくの翔ちゃんが、思いきり呆れた顔で俺達を見た
後に続いて入ってきた大野さんと潤くんも
…何とも言えない、表情
体を離すタイミングが見つからず、跨がったまま固まる俺と
呆然としてる相葉さんを横目に
目の前を通りすぎる3人…
いやなんか、突っ込まれない方が恥ずかしいんだけど
「にの…とりあえず降りようか」
相葉さんが引きつったまま促した
「あ…う、うん」
ようやくのろのろと体を相葉さんの上からどかす
「あれ、もういいの?」
奥のパイプ椅子に座った翔ちゃんが、サラッとそんな事を言って
それを聞いた大野さんが、笑いを堪えている
潤くんも、肩を震わせて下を向いてるけど
笑ってるの丸わかり
「や…あの…これは…」
何とか言い訳しようと俺が口を開いたら
「にのは俺のだからね」
いきなり相葉さんが大きな声を出した