今日も明日も
第36章 My Sweet Home
にのの目が俺を捉えた
潤みながらも真っ直ぐな視線
その目が少し細められたと思った瞬間
「…ちょうだい?」
鼻が触れる距離まで顔を近付けて
…蕩けるように囁いた
「にの、それヤバい…」
エロすぎる
一気に心臓がバクバクし始めた
くるくる変わる表情から目が離せない
「やっぱ最高…」
俺のため息混じりの呟きに、にのが笑う
「気持ち良く、してね」
うっとりしたように囁くと
ゆっくりゆっくり、…焦らすように唇が近付いた
にのが俺の上で揺れる度に、お湯が激しく波打つ
「ん、ん、…んぅ!」
浴室に反響する声と、跳ねる飛沫の音がやたらといやらしく聞こえた
俺の首に腕を巻き付けてるから
エコーが掛かったような甘い声と、浅い吐息が耳に掛かる
それだけで興奮が増していって
もっともっととにのを欲しがる俺自身が、にのの中を穿てば
…それに答えるようににのが哭いた