今日も明日も
第36章 My Sweet Home
「ほら、相葉さん言ってたでしょ?
ポチくんに留守番させて寂しい思いさせてるって…」
「はい…」
「だから、声を掛けたんですよ今回
…何だか上手く行きそうな気がしたから
そしたらやっぱり、…事実は伝えた方が良いかなと」
「どうしたの?」
俺の様子がおかしい事に気付いたにのが、子犬を抱いたまま俺の横に来た
「あのね、この子…ポチの子らしい」
「へ?」
にのが目をまんまるにして、子犬を見つめた
そして
「そっかー!お前、ポチの子かぁ」
驚いたのは一瞬
すぐに嬉しそうに子犬を抱き締めた
"そっかそっかー "と堪らないって顔をしている
動揺したの、俺だけ?
何で皆平然としてるの?
…奥さんも、笑ってるし、犬だとそんなに妊娠、出産が軽いもんなの?
「相葉さん、ポチくんだから、なんですよ」
「え…?」
「あなた達を見てたら、ポチくんが大事にされてるのが分かるし、信用できる人だと思うから
喜べるんですよ」