今日も明日も
第40章 昨日の他人は今日の恋人
ほらね
やっぱり危惧した通り、俺はすっかりかずに夢中になってる
かずに溺れてる
本当は毎日でも抱きたいけど、そこはやっぱり大人として
生活に支障をきたす事はしちゃいけない
…きたす程抱いちゃうのもどうかとは思うけど
止められなくなるのは目に見えてる
だから
こんな風に休みの前になると
かずが欲しくて欲しくて、止まらないんだよ
「え、なに…」
かずの背中に手を回してその体を抱き起こす
膝立ちにさせて
俺の肩に手を掛けさせて
「…そのままで、いてね」
不思議そうに少し上から見下ろすかずに笑い掛けた
「え…あ、ああっ」
目の前に来た胸に、キスを落とす
それだけで、かずの膝がカクン、と揺れた
「かず、我慢して掴まってて」
「なに…っ」
かずの顔を見ながら、まだ柔らかいその尖りを唇で挟み込み
そのまま舌先で先端を転がすと
「んん…っあ…、や…!」
背中を仰け反らせ、白い喉を晒けだした