今日も明日も
第40章 昨日の他人は今日の恋人
「あぶな…っ」
もう少しで、解しもしない蕾に無理矢理指が入ってしまうとこ
慌てて避けたから、それは回避できた
「まーく…も、力、入んな…」
「分かってる」
はぁはぁと必死に息継ぎしながら訴えるかずに微笑みかけて
その体をゆっくりと横たえると
「ありが、と…」
かずが切なげにニコッと笑う
「力…抜いてね」
「分かって、る…」
少し落ち着きを取り戻し、サイドテーブルからローションを取り出して
指に絡めて後ろに這わせたら
言葉通り、かずがゆっくりと息を吐いた
「あ、あ、あ、…ああっ」
俺に絡み付くかずの中
熱く俺を飲み込んで、離すまいと締め付ける
苦痛から快楽に変わった時のかずがあまりに艶かしくて、色っぽくて
その顔をもっと見ていたいと思わせるし
…その表情をさせてるのが俺だと思うだけで興奮する
「まーく…、もっと…っ」
「もちろんだって…っ」
「あああっ…あ、あ、あ…!」