
今日も明日も
第47章 その先に見えるもの ~理由はいらない~
だけど多分、二宮さんはその下心までは気付いてない
だって
「そうだよね、飲んだら自転車も飲酒になっちゃうか…」
なんてブツブツ言ってるし
だけど少ししてから
「分かった。いいよ
…初めてだね一緒に飲むの」
実は二宮さんも嬉しいんじゃないの?って突っ込みたくなるくらいの笑顔で承諾してくれた
「あ、でも着替え…」
「俺はいいから。明日帰ってから着替えるから気にしないで
…来る前にシャワーは浴びてるからさ」
にっこり笑って二宮さんを安心させて
「二宮さん、入って来ちゃいなよ、…俺はテレビでも見てるから」
そう言って、二宮さんを風呂に送り出した
二宮さんが入ってる間に色々と考える
ほろ酔い位の時に、もう一度気持ちを確かめて抱き締める
そして、頬にキスをする
それから唇に……
もしまた抵抗しても、抱き締めたまま理由を聞くんだ
だってやっぱり
無理にしたって、絶対に良い事はないんだから
