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今日も明日も

第10章 やきもち 2nd

にのにされるがままに身を任せる。

拙い唇に、俺の中の加虐心がムクムクと湧いてきた。

「足りないよ…」

わざと冷たく言う。

「…っ」

その煽りにまんまと掛かったにのは

ムキになって俺の乳首に歯を立ててくる。

ちょっと痛いけど、それすらもにのがしてくれてると思うと…
嬉しくてたまらない。

可愛くて、愛しくて髪を撫でながら口許が緩む。

ちょっと油断をした時、にのはいきなりズボンの中に手を突っ込むと

自己主張した俺を握りしめた。

「あ…っ」

思わず出た声に、にのがニヤリと笑う。

「まだ足りない…?」

上下に擦る手の動きに耐えながら、俺も笑い返した。

追い上げようとするにのの手を掴む。

そのまま両手を取って、片手で頭の上に縫い止めた。

「あ…ちょっと!」

「ありがと…でも、もういいよ」

イカされる前に、もうにのと1つになりたい。

空いた手に、にのの体液を絡ませて後ろに這わす。

…でも、それだけではにのがキツそうで

にのを押さえたまま、ベッドサイドのローションを手に取った。

片手で無理やりあけて、中身を指に絡ませる。

そして再び、にのの中にそれを押しすすめた。

「ぅあ…っくう…!」

まだ固い蕾は、異物を押し戻そうと締め上げる。

それに逆らうように奥へと進めると

にのは痛みを逃そうと浅い呼吸を繰り返した。


「ふ…っあ…」

「すぐに良くなるからね…」

耳許で囁いてから、中の指をある1点を目指して動かす。

「ああ…っダメ…!!」

そこに当たった瞬間

にのは体をのけぞらせて一際高い声をあげた。

「ダメ…ダメって…!」

お構い無しにそこを執拗に責める。






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