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今日も明日も

第10章 やきもち 2nd

「もう…っまたイク…!」

中のイイ所を責められて、触っていないのに再び熱を放つ。

それを見届けてから、指を引き抜き

素早くコンドームを着けてにのの中に自身を埋めた。

「やだ…っイッたばっか…あ!」

快感に浸る事も出来ずに、俺を受けとめたにのは

抵抗も出来ずに涙をながして首を振っている。

続けざまの刺激は、にのの理性にストップをかけた。

「もっと…っ来て…!」

より強い快感を求めて、ねだり始める。

「にの…!」

答えるように、中で激しく動かす。

快感にキツく締められたソコは、俺にとってももう限界だった。

「はぁ…っイクよ…にの!」

「俺も…またイク…!」

縫い止めていた手を離して背中に回させる。

軽くキスをしてから、一気に高みに昇りつめて行った。

「…っ」

ゴム越しに、自分を解放してから、最後の刺激をにの自身に与える。

「ああ…っ!」

程なくして、にのも絶頂を迎えた。





お互いに疲れ果ててそのまま目を閉じる。

…ドアの外にはポチの気配。

「…マジか」

リビングで寝ているはずのポチが扉1枚挟んだ向こうにいる。

風呂に行きたくても行けなくなった。

なぜなら

前にも、情事の後にポチがそこにいて

ドアを開けた途端に噛みはしないものの威嚇された事がある。

来ない事もあるから、来る時は何かきっかけがあるんだろう。

この時は俺はポチのやきもちの対象。

にのがリビングに行くと、そこからベッタリ離れなくなり、夜まで俺が近付く度に邪魔をする。

にのがいなければ、俺に寄り添って寝たりするくせに

…一緒に遊んだりもするくせに




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