今日も明日も
第59章 Love×Love×Love
だっておかしいじゃないか
元々仲は良いから、いつも一緒にいる事は多かったけど
ファンの子の真似して “相葉担“ とかやってきたけど
その時の気持ちと今は明らかに違うんだもん
認めたくはないけど、そう言う意味で好きになってしまってるなんて
女好きなあいつに言える訳がない
万一知られたら、ふざけてくっつく事も
“危険なカンケイ“ をほのめかすなんておふざけも出来なくなっちゃうじゃないか
どうせ叶う事のない気持ちなんだから
せめて “親友の悪ふざけ“ でのスキンシップはしていたい
なんて心に固ーく誓った筈が
……この、ヤバい状況
俺、変な事言ってないよね?
もし言ったとしても、酔ってて覚えてないとでも言うか?
…前に二人で飲んだ時、 “酔った時の言葉は普段隠してる本音なんだって“ ってこいつに言われた事があるのは
……気付かないフリした方が良さそうだ
「相葉さん…、起きろって」
もう一度おでこを叩く
今度は少しだけ強めにベシッと
「んー…、…あ?」
一度グッと目を瞑り、それからゆっくりと瞼を上げた相葉さんが
ぼんやりと俺を見つめてきた