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今日も明日も

第66章 蜜月


俺の“好き“ と相葉さんの “好き“ は同じ

それは大野さんや翔ちゃん、潤くんに対する “好き“ とは違っていて

そんなのおかしい、とどこかで思ってるのに
気持ちは抑える事なんか出来なくて


だから多分

今日、ここに来たのだって

いつの間にか、なんかじゃなくて
流されたんじゃなくて
…断れなかったんじゃなくて


俺も、相葉さんとそうなりたいって思ってたんだ


だけど隣同士に座って
肩を引き寄せられてはいるけれど

お互いがそこからどうして良いか迷ってる

俺としてみれば、相葉さんから強引にでも来てくれれば…なんてちょっと思ってたり

だってさ

仕方ないじゃん?

“愛されてる“ って実感したいんだもん


俺の右肩に置かれた手に、自分の左手をそっと重ねる

体の前でクロスした左手に、更に相葉さんの左手が乗せられた


それが合図

相葉さんが俺の左手を自分の背中に回させて、覆い被さるようにキスを仕掛けてきた


触れてる唇が熱い

キスは初めてじゃないのに、今日はやたらと熱い



唇だけじゃない

体の全てが……熱い



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