Beast 〜獣たちに好かれた僕〜
第2章 はじまり
聖輝「不…良…?」
校長「あそこの生徒は全員荒れてますからね〜まさに不良だけの高校って感じですね。」
聖輝「そっそんな…」
中野「さが高に…こんなに素直で可愛くてケンカもしたことない子を入れるなんて…虐待と一緒だ!!」
校長「いいんですか?さが高の入学断れば中卒。社会の落ちこぼれになりますよ?」
中野「うるさい!!何が社会の落ちこぼれだ!!あんな高校に入るくらいだったら中卒の方がマシだ!!」
校長「ふん、中卒というブランドを背負った時点で世の中の負け組ですよ?」
中野「…!!」
聖輝「まっ負け組……」
中野「……聖輝くん…帰るぞ…」
聖輝「えっ…でも…」
中野「帰るぞ!!」
聖輝「うわっ…!」
僕は中野さんに腕を掴まれて、校長室を出た。