無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「ぐっ…てめぇも…さが高か…？！」


「ゲスいチンピラどもが…ケンカのやり方も知らんのか？」


「くっそぉ…」


「さっき約束しとったな、お前ら…坊主のラジコン…弁償せいや…？」


「そっそんな約束し」


ボコッ！！


「ゔわあぁ…！！」


「約束したやんな…？」


「はっはい…！！」


「ゆっ許して…！！」


「ほな、約束破らんように一筆書いてもらおか。」


「いっ一筆…？」


「せや、お前らが逃げへんようにする為の誓約書や。もし逃げたら…そのきったない顔面の骨をボコボコにしてな…2度と口きけへんようにしたるわ。」


「「「？？！」」」


「どないすんねん？弁償するかボコボコにされるか…」


「かっ書きます！！」


「おい、身分証明書も出せ。」


「は？どうして」


「ええから出さんかい！！！」


「はっはいぃ！！」


聖輝「……。」

すっすごい……

まるでヤクザの取り立てみたい…

「…よっしゃ、坊主。親父にラジコンのこと言うてこい。」


「ぐすっ…パパに怒られちゃうよ…」


「あほ！これ持って行けばええねん。おい！」


「はっはい！！」


「坊主についていけ、そしてラジコン弁償するってことを親父に伝えろ！もし逃げたら…」


「はっはい！！分かりました！！」


「さっさぁ僕、一緒に行こうか。」


「うっうん…」


「こっちにはてめぇらの身分証明書があるねん、トンズラしよったら…地獄の底まで追いかけ回すで…？」


「にっ逃げません！！」


「ならええ。」


聖輝「……。」


「あっありがとう…お兄ちゃん…」


「もっとええラジコン買ってもらえよ！」


聖輝「…あっ…あの……」


「何や？」


聖輝「ぼっ…僕のこと…覚えてますか…？」


「は？」


聖輝「いやっあの…いっいいです！！覚えてなかったら……」


「はぁ？」


聖輝「……。」

そっか…覚えてないのか…よかった…

「お前、入学式ん時俺のタマ握った奴やろ？」


聖輝「ふぇっ？？！」