Beast 〜獣たちに好かれた僕〜
第18章 渋谷先輩
嶺二「ところですばるさん、俺…16歳になりきれてました?」
渋谷「あぁ、ええ芝居やったで。」
大和「えっ?芝居やなくて実年齢ちゃうん?」
嶺二「はぁ?!俺18っすよ?!」
哲雄「あははっ!せやったせやった。」
良樹「俺さっき嶺二の実年齢バラしそうで危なかったわ…」
雪斗「気ぃつけや、すばるのことバレたらあかんねんから。」
良樹「すんません…」
哲雄「でもさ、みんなびっくりするやろなぁ…さが高に成人した大人がおるなんて。」
大和「でも馴染んどったな、すばる。」
渋谷「そうか?」
嶺二「馴染んでたっす!」
渋谷「…俺には…やらなあかんことがある…それが終わるまでは…辞める訳にはいかへん…」
雪斗「待っとるからな、すばる。」
渋谷「…はい…」
弟の為やったら俺は何でもする…
弟の為やったら……
人を殺しても構わない。