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Beast 〜獣たちに好かれた僕〜

第19章 5syoku



聖輝「錦戸さん…刃物で人を切りつけるので…それが狛犬さんのお腹に深く刺さって…」


小山「うーん…刺した相手と刺された相手…そう簡単に仲良しこよしって訳には…」


聖輝「やっぱりそうですよね…」


小山「接触させるだけでも危険ですね…」


聖輝「うーん…」


小山「無理に友達同士をくっつける必要もないと思いますよ、涼野くんが友達と一緒にいて楽しいって思えたらそれでいいと思います。」


聖輝「そうですか…」


小山「…そろそろチャイム鳴りますね。」


聖輝「えっ?」


キーンコーンカーンコーン


聖輝「って、もう鳴ってるじゃないですか!!急がないと!!」


小山「あっはい…」


聖輝「あっあの、ありがとうございました!!」


小山「いえ……」


僕は猛ダッシュで教室に戻った。

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