Beast 〜獣たちに好かれた僕〜
第5章 さが高
『一年坊主が…調子乗ってんじゃねぇぞ…?』
『俺はてめぇらみたいなきたねぇ声が大っ嫌いなんだよ…これ以上俺を怒らせるんだったら……殺す。』
「「「「「「「?!」」」」」」」
彼の殺気が体育館全体に広がり、さっきの様子が嘘みたいに全員が黙りした。
聖輝「すっすごい……」
「いいぞー!!ケルベロス!!」
「さすがケルベロス!!」
「ケルベロス!!」
「「「「「ケルベロス!!ケルベロス!!」」」」」
聖輝「けっ…ケルベロス…?」
体育館内にケルベロスコールが鳴り響く。
「「「「「ケルベロス!!ケルベロス!!」」」」」
ケル『3秒以内に静かにならなかったら殺す。』
「「「「「「「……。」」」」」」」
彼が言葉を発した途端、物音ひとつしないほど静寂に包まれた。
優誠「まっマジかよ……」
聖輝「……。」
ケルベロスって人…すごい…!!