テキストサイズ

Beast 〜獣たちに好かれた僕〜

第5章 さが高



春樹「魔王?」


聖輝「うん…その魔王って呼ばれてる人がね…さが高の中で一番強いんだって…」


春樹「へぇ…あのさが高で…」


僕は夕方から、春樹くんとご飯食べにファミレスに来ていた。


春樹「あそこただでさえケンカ強い奴が集まってるからなぁ…その中で一番強いって…」


聖輝「何かもう…怖すぎるよ…」


春樹「だろうな…聖輝くんみたいな普通の男の子からしたら不良なんてね…」


聖輝「どうしよう…僕何か一部で挑戦者だって思われてるみたいで…」


春樹「うわっ最悪だな…」


聖輝「僕…一回もケンカしたことないのに…」


春樹「聖輝くん……」


カランカラン…


「いらっしゃいませー」


春樹「…あっ…さが高…」


聖輝「えっ?!」


お店に数人のさが高の生徒が入ってきた。


春樹「うわぁ…相変わらず威圧感がすげぇな…」


聖輝「ゔぅ…あの人達と同じ高校に通ってるんだ…僕…」


春樹「…もし、何かあったらすぐ高校辞めろよ?ケガしてからだと遅いからな。」


聖輝「…うん……」


〜♪♪♪


春樹「ごめん、ちょっと。」


聖輝「あっうん。」


春樹くんはスマホを持って外に出た。


聖輝「…ハァ……」


「あれ?お前…ルーキーじゃね?」


聖輝「えっ…?」


顔を上げるとさっきお店に入ってきたさが高の生徒達が僕に話しかけてきた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ