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「あぁ！入学式に2人病院送りにしたって奴？」


「へぇ〜初めて顔見たけど…可愛いな…」


聖輝「あっあの……」

どっどうしよう…！！

絡まれちゃった…！！

「お前さ…今一人？」


聖輝「いやっ友達と…一緒です…」


「ふーん…まぁいいや、ちょっと面貸せよ。」


聖輝「えっ？！」


「実際どんだけ強いのか試させてもらうぜ？」


「おら！こっち来いよ！」


聖輝「やっやだ…やめてください…！！」


「あ？ビビってんの？」


「あははっ！これがこいつの戦略なんだって！」


「なーんだ、そういうことか。」


聖輝「やっやだ…助けて…！！」

誰か…助けて…！！

「何してんねん？」


「あぁ？誰だてめぇ…」


「ここは公共の場や、お前らみたいなクズが暴れる場所ちゃうぞ。」


「何だとコラァ？！」


「お前…ボッコボコにしてやるよ…おらぁ！！」


聖輝「あっ？！」


ガッ


ドカッ！バキッ！バコッ！


「ぐわっ…！！」


「ゔっ…！！」


聖輝「えっ？！」


「こっこいつ…！！」


「何や？まだ殺るんか？」


「……チッ！！」


「ちょっと待てや！！」


「！？」


「忘れもんやぞ？」


「……くそっ…！！」


逃げようとした何人かの生徒達は倒れた人達をおぶって、その場から消えた。


「あっあの…お客様……」


「えらいすんませんでした。ウチの生徒が暴れてしもて…これ、迷惑料として受け取ってください。」


「いや！そんな…こんな大金…！！」


「ええんです。こちらが迷惑かけたんで…気にせんとってください。」


聖輝「あっ…あの…」


「お前も災難やったな、気ぃつけや。」


聖輝「あっ……」


僕を助けてくれた男の人は静かにお店を出た。