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聖輝「……。」


「あっあの…きみ…さが高の子…？」


聖輝「はっはい！そうです…」


「あの…さっきの人に…このお金…返してもらうことってできる…？」


聖輝「えっ？！ぼっ僕がですか…？」


「どっ何処の誰だか分からないし…お店側としてこんな大金受け取る訳にもいかないから…」


聖輝「でっでも……」


「ね？頼むよ！じゃあ、ごゆっくり。」


聖輝「あっちょっと！……行っちゃった…」

お金って…いくら入ってるのかな…

聖輝「……えっ…にっ20万？！」

どっどうしよう！！

こんな大金預かっちゃった…！！

聖輝「どうしよう…どうしよう…あっ！返せばいいんだ！」

でも…あの人誰だろう…

全然知らない人だし……

聖輝「……ハァ…」


春樹「聖輝くん？」


聖輝「あっ…春樹くん…」


春樹「どうしたの？何か浮かない顔してるけど…」


聖輝「いや…実はね……」


僕は春樹くんにさっき起こった出来事を話した。


春樹「20万…それを助けてくれた人に…」


聖輝「うん…」


春樹「その人さ…どんな特徴だった？」


聖輝「えっとね……イケメンさん。」


春樹「イケメンさん……他は？」


聖輝「あとは…黒髪で……うーん…気が動転してたからあんまり覚えてない…」


春樹「あぁ…こりゃ探すのも困難だな…」


聖輝「もぉ…何でこんなことに…」

でも…パクる訳にもいかないから…返すしかないよね…