Beast 〜獣たちに好かれた僕〜
第22章 大倉くん2
ガラガラ……
狛犬「でね!その時の松潤の顔がさ!」
松本「あぁ!!言うんじゃねぇ!!」
忠義「なになに?!教えてよ!」
二宮「顔のパーツが中心によって、梅干しみたいな顔してた。」
松本「おっおい!!」
忠義「あはははっ!!何それ!!」
優誠「はい!その顔までさん、にー、いち、どうぞ!」
松本「ってするか!!」
狛犬「えぇ〜?!見せてよ!!」
二宮「ノリ悪っ」
松本「いやいや、そういう問題じゃなくて…」
優誠「…おっ、おかえり!」
聖輝「あったっただいま…」
忠義「ねぇねぇ!松本くんが今から変顔してくれるねんて!」
松本「はぁ?!」
狛犬「はい!変顔までさん、にー、いち、どうぞー!」
松本「やらねぇから!!」
二宮「ハァ…いつからそんなシケた人間になったのよ…?」
優誠「そうだそうだ!」
松本「いやっ…えぇ…」
聖輝「……。」
忠義「…聖輝くん?」
聖輝「…えっ?」
忠義「どないしたん?浮かない顔して…」
聖輝「うっううん、何でもないよ。」
狛犬「ねぇねぇ!サイクリングいつやるー?」
優誠「忠義くんが退院してからの日曜日は?」
松本「そうだな、休日の方がいいよな。」
二宮「まぁ…」
忠義「うん、せやね。」
聖輝「でっでも!忠義くん退院したばっかりだから…ちょっと休ませた方がいいんじゃないかな?」
狛犬「えぇ〜!早く一緒に遊びたい!」
松本「退院っていつ?」
忠義「来週の月曜日やで。」
優誠「ほんなら日曜日まで日にちあるから全然休めるじゃん。」
聖輝「いやっでも…」
二宮「何隠してんの?」
聖輝「えっ?」
二宮「さっきと態度がまるっきり違うんだけど。」
聖輝「あっいや…あの…」
忠義「聖輝くん?」
狛犬「どうしたの?」
聖輝「えっ…えっと…」
松本「おい!うじうじしてないではっきり言えよ!」
聖輝「ゔっ…!!」
言えない…
絶対に言えない…
聖輝「忠義くんが…事故のせいで左脚がほとんど動かないなんて…絶対に言えない!!」