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Beast 〜獣たちに好かれた僕〜

第22章 大倉くん2



〜聖輝side〜


狛犬「ねぇねぇ!忠義くんってお兄ちゃんいるんだよね?」


忠義「うん、5歳年上の兄ちゃんおるよ。」


優誠「どんな人なの?」


忠義「せやなぁ…クールやけどすごく熱い人かな?」


松本「あぁ、かずみたいな人か。」


二宮「はい?」


狛犬「あぁ!ニノって隠れ熱血だもんね!」


忠義「うそぉっ?!そうなん?!」


二宮「違うから!」


聖輝「ねぇねぇ、お兄さんの顔写真ないの?」


忠義「写真なぁ…あってんけど前の携帯事故で壊れちゃったから…」


優誠「ねぇのかよ!」


忠義「ごめんごめん、退院した後ウチ来てくれたらアルバムあるから見せられるよ。」


狛犬「おぉ〜!行く行く!」


松本「顔は似てるの?」


忠義「ううん、似てないけど…めちゃくちゃイケメンやで?」


二宮「へぇ…」


聖輝「んふふ、忠義くんだってイケメンさんだよ?」


忠義「えっ本間に?」


聖輝「うん!すっごくイケメンさんだよ!」


忠義「いやぁ〜こんな可愛い子に言われたら舞い上がっちゃうわ〜!」


優誠「可愛い子って…」


狛犬「あははっ!」


コンコンコンッ


ガラガラ…


「失礼します、ちょっとだけ大倉くんとお話してもいいですか?」


聖輝「あっはい!」


松本「そろそろ帰るか。」


忠義「今日は来てくれてありがとう!」


狛犬「じゃあまたね〜!」


忠義「うん!またね!」


聖輝「じゃあね、忠義くん。」


僕達は主治医の先生と入れ替わり、病室を出た。

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