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優誠「お前さ…売春やってるって聞いたんだけど…」


安田「あぁ、男娼ね。うん、やってるで。」


聖輝「その…男娼？をしている理由って…」


安田「まぁ、ひとつは僕自身の欲求を満たすためかな。」


聖輝「欲求…？」


安田「心にぽっかりと空いた穴を埋める為にね。」


聖輝「？？？」


優誠「いい、お前は分からなくていい。」


安田「もうひとつは…お金を集める為かな。」


聖輝「お金…？」


安田「……僕にはやらなあかんことがある…」


安田「それをする為には…大金がいる…」


優誠「その…やらないといけないことって…」


安田「…ごめん…それだけは話せへん……」


聖輝「そうですか……」


安田「でも、ありがとう。話聞いてくれて…ちょっとスッキリした。」


優誠「…何かあったらさ…俺らに言えよ？」


安田「えっ？」


優誠「……。」


安田「…うん、ありがとう。」


聖輝「安田さん…」


スッ…


安田「えっ？」


聖輝「友達の握手！しましょ？」


安田「…僕と友達になってくれんの…？」


聖輝「はい！もちろんです！」


安田「…ありがとう。」


ギュッ


僕達は安田さんと屋上で友情を誓った。