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優誠「なぁ、おっさん。」


北島「だーかーら！おっさんじゃねぇって！タジーって呼んでくれ！」


優誠「…おっさん。」


北島「なっ？！…まぁいいや、何だ？」


優誠「あのさ、その…死神のこと知ってるの？」


北島「あぁ〜2年1組の錦戸亮くんね。」


聖輝「錦戸…亮くん…？」


北島「そうそう、あの子には毎度毎度困らされてるんだよ…」


優誠「その錦戸って奴のこと、教えてくれねぇか？」


北島「錦戸くん？彼はね…入学当初は全然目立たない生徒だったんだよ。」


聖輝「えっ…？死神が…？」


北島「うん…ケンカする様子もなく、ずーっとこの保健室の片隅で読書してたかなぁ…」


優誠「読書…」


北島「でもね…ある日突然数々の不良達を懲らしめるようになってね…」


優誠「何でまた急に…？」


北島「私も不思議に思ってね…錦戸くんに理由を聞いたんだ…そしたら…」


聖輝「そしたら…？」


北島「全てを失ったって…」


優誠「全てを失った…？」


聖輝「どういう意味だろ…」


北島「それ以降私が話しかけても何一つ答えてくれなくてね…」


優誠「それと悪霊退散が何か関係してるのか…」


北島「…きみ達！！」


聖輝「はっはい！！」


北島「錦戸くんを…元の姿に戻してくれないか？！」


優誠「はっはぁ？」